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奢れる者久しからず [原子力]

「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 娑羅雙樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 奢れる者久しからず 唯、春の夜の夢のごとし 猛き者も遂には亡びぬ 偏に風の前の塵に同じ」
これは、かの有名な平家物語の冒頭である。
今の東京電力の姿を見て、この一文を思いだしている。
東京電力とその関係企業が一堂に会した年賀の集まりでのこと。
ある役員に名刺交換の挨拶で長蛇の列ができたところ、その役員は「一人一人では面倒だ」とばかりに、床に名刺をばらまいて「持って行け」と言ったとか。
これほど人を馬鹿にした行為はないが、それが当然のことと思っていたのであろう。
今この事態の中でも、インターネットでは「かっては東電さんと呼ばれて慕われていた」と書いているのを見かけるが、本当にみんなが東電を心底から慕って、近づいていたのか。巨額の発注を求めて蝟集していただけではなかったか。それに気が付かない「裸の王様」も考えてみれば哀れというほかはない。

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