高速実験炉「常陽」ランドマーク賞受賞 [原子力]
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日本原子力研究開発機構が、動力炉・核燃料開発事業団の時代に、国家プロジェクトとして建設した高速実験炉「常陽」が順調に運転を継続し、来年春には初臨界から30年目の節目の年を向かえるが、今回、米国原子力学会から「ランドマーク賞」を受賞した。
日本原子力研究開発機構のホームページに、今月15日付で掲出されている。
(このホームページは、インターネットの検索機能に、「原子力機構」と入力することで開くことができる)
ホームページでも紹介されているが、
1)純粋に原子力平和利用目的の施設であること
2)20年以上の継続した運転実績を記録していること
3)他の施設の模倣ではなく、独特の技術で開発されたものであること
を前提として
4)「常陽」は、この間、燃料破損やナトリウム漏洩、といったトラブルは皆無であること
5)30年間の運転で貴重な運転データを蓄積し、それを分析評価することで、出力を着実に上昇させ、当初の5万キロワットから、その2.8倍の14万キロワットを実現させたこと
6)更に、この間、高速炉プロジェクト開発のために新たに開発された材料や核燃料の照射試験を実施して、高温かつ中性子照射下での挙動解明に有効なデータを蓄積し、高速炉プロジェクト開発に貢献したこと
7)更に加えて、高速中性子下での照射試験により、核融合材料の開発にも貢献してきたこと
などの実績が、国際的に高く評価されたことが、今回の受賞に結実した、と理解している。
日本の原子力施設で、この「ランドマーク賞」を受賞したのは、新型転換炉ふげん発電所に続いて2度目であり、いずれも動力炉・核燃料開発事業団が、国の付託を受けて実施してきたプロジェクトである。
今回の受賞についても、日本のマスコミは報じていない。原子力といえば、トラブルの時は針小棒大に報道し、絶えず「負」の面を報じるだけで、着実にトラブルなく運転し、原子力技術の発展に貢献している姿は、全くもって無視し続けている姿勢は、相変わらずである。
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